【DTM】カンタンに奥行きを出すミキシングテクニック〜初級編〜

【DTM】カンタンに奥行きを出すミキシングテクニック〜初級編〜

1つ前の記事でも奥行きのやり方を紹介したのですが、またまた奥行きのやり方です^^;

というのも、前回の記事だとミックス初心者さんには難しいかなと思い、この記事を用意しました。

ということで、今回はカンタンに奥行きを出すやり方です。「奥行きの出し方をもっと知りたい!」という方は下の記事もあわせてどうぞ。

関連記事 【DTM】左右はパンニング、では奥行きはどうするの?


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奥行きのやり方

下の音源はピアノと歌がなっているだけです。今回はコレを使って奥行きを表現します。最終的に歌が前、ピアノが後ろに聞こえるようにします。

リバーブ

まずはリバーブをかけます。といっても、直接かけるわけではありません。1つのリバーブにセンド&リターンで両方の音を送ります。(センド&リターンのやり方は下の記事をどうぞ。)

関連記事 インサートとセンド&リターンの違い

リバーブの設定はお好みでかまわないのですが、広めのコンサートホールがやりやすいです。

次に、前に出す音(ここでは歌)はリバーブに送る量を少なめ、後ろにする音(ここではピアノ)はリバーブに送る量を多めにします。

リバーブには残響音をつける以外に、音の輪郭(りんかく)をぼかす働きがあります。センド量を変えるのはこのためです。

あと、音量も調整します。後ろにするものは少し音量を下げます。

ということで、ここまでやった音源を下に用意しました。聴きくらべてみてください。

もう奥行きがでましたね^^;

まだ音の前後があやふやなので、さらにエフェクトを使って前後をはっきりとさせていきます。

リミッター

次に使うのはリミッターです。(マキシマイザーではないので気をつけてください。)

上の画像はCubaseのBrickwall Limiterです。リミッターはスレッショルドとリリースタイムだけと、コンプレッサーの簡易版のようなエフェクトです。

どちらのパラメータもコンプレッサーと同じ使い方です。コンプレッサーの使い方は下の記事をどうぞ。

関連記事 コンプレッサーを使ってみたけど、、使い方がわからない!!

これを使って、後ろにする音(ピアノ)のアタック音(音の立ち上がり部分)を抑えてのっぺりとした感じにします。

ということで、後ろにする音(ピアノ)だけにリミッターを入れます。リミッターはリリースタイムを200〜300msぐらいにし、ゲインリダクションが最大で3dBぐらいになるところまでスレッショルドを下げます。

※ProToolsの場合

ProToolsの場合はDyn3コンプレッサーのアタックタイムを最速、レシオを最大にするとリミッターとして使えます。あとは上と同じようにするだけです。

EQ

次にEQを使います。詳しい使い方は下の記事をどうぞ。

関連記事 【DTM】DAWでのEQ(イコライザー)の使い方とコツ

それではEQの設定をしていきます。

まず、後ろにする音(ピアノ)は下の画像のようにローパスフィルターをかけて、高い周波数を少しカットします。Qを6dB/octにして、「少し奥まったか、な、?」ぐらいカットします。やり過ぎるとこもって聞こえるので気をつけて下さい。

そして、1kHz辺りをピーキングでカットします。この1kHz辺りを抑えることで後ろに下がったように聞こえます。

次に、前に出す音(歌)は下の画像のように1kHz辺りをブーストします。1kHz辺りをブーストすると前に出てくるように聞こえます。今回のように歌の場合は、8kHzを上げるとボーカルの息づかいが聞こえてきて、目の前で歌っているような感じになります。

これで終わりです!奥行きは出ましたでしょうか?

もし、あまり奥行きが出ないときは下のことを試してください。

後ろにする音
  • EQのカットを強めにする
  • リミッターを強くかける
  • リバーブに送る音量を増やす
  • 音量を下げる
前に出す音
  • EQのブーストを強めにする
  • リバーブに送る音量を減らす
  • 音量を上げる

ということで、下にここまでやった音源を用意しました。聴きくらべてみてください。

空間系エフェクト

もしボーカルにリバーブ感をつけたいときは、リバーブに多く送るのではなくボーカル用に別のリバーブなどを用意します。

全体で使っているリバーブは曲の雰囲気を出すためだったり、曲全体の一体感を出すためのものです。そこに多くの音を送ると、周りの音ととけ込んでせっかくやった奥行き感が弱くなります。

ボーカル用リバーブなどの詳しいやり方は下の記事をどうぞ。

関連記事 【DTM】ボーカルのミキシングテクニック〜歌の存在感をもっと引き出す方法〜

下にボーカルをリバーブに多く送ったものと、上の記事を試したものを用意しました。聴きくらべてみてください。

・ボーカルをリバーブに多く送ったもの

・ボーカルに別の空間系エフェクトをかけたもの

ボーカルをリバーブに多く送ったものは、歌が後ろに下がった感じがするのではないでしょうか。

さいごに

かなりカンタンなやり方でしたが、ある程度の奥行きは出たのではないでしょうか。

今回の内容だけでは物足りないときは下の記事もどうぞ。

関連記事 【DTM】左右はパンニング、では奥行きはどうするの?

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