【DTM】 「マスタリングで音圧を上げるとミックスが崩れる!」〜音圧のためのミキシングテクニック〜

【DTM】 「マスタリングで音圧を上げるとミックスが崩れる!」〜音圧のためのミキシングテクニック〜

マスタリングで音圧を上げるとミックスがくずれてしまうのですが、L3ならちゃんと音圧は上がりますか?」という質問がありました。

これは残念ながらL3に限らず、その状態では何を使ってもミックスは崩れてしまいます。(L3とはWAVESのマルチバンドマキシマイザーです。)

似たような症状で「音圧を上げると小さな音まで大きくなってしまう」というのもあります。実は僕もミックスをやり始めた頃、この症状におちいりました^^;

ということで、今回はこんなときの対処法をお伝えします。


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原因はミックス

  • 「音圧を上げるとミックスが崩れる」
  • 「音圧を上げると小さな音まで大きくなる」

これらの原因はミックスでの圧縮不足です。ミックスのときにあらかじめ各トラックの音を、コンプレッサーやリミッターなどを使って圧縮しておきましょう。

あらかじめ圧縮しておくことで、それぞれの音の音量差が縮まります。それによって曲全体で音圧を上げてもミックスが崩れなくなります。コンプレッサーの使い方は下の記事をどうぞ。

関連記事 コンプレッサーを使ってみたけど、、使い方がわからない!!

「マスタリングのやり方が悪いのかな?」と思いがちですが、以外にも原因はミックスだったりするんです。

音のダイナミクス

これでマスタリングでミックスが崩れなくなりました。しかし、全てのトラックを圧縮したことで新たな問題が出てきます。

それは「音がのっぺりする」です。

圧縮することで音の強弱が小さくなり、のっぺりと平らな音になってしまいます。また、この状態になると曲の奥行きも弱くなり、曲そのものものっぺりと平らな曲になってしまいます。

これを解消するには、小さくなってしまった音の強弱を戻してあげることです。

「え、つまり圧縮しないってこと?」と思うかもしれませんが、そうではありません。さらにここから音の強弱をつけます。

そこで登場するのがいわいる「トランジェント系」といわれるエフェクトです。

トランジェント系エフェクト

トランジェント系エフェクトとは、音の立ち上がり部分(アタック)や余韻部分(サスティン・リリース)を調整することができるエフェクトです。有名なものでSPLの”Transient Designer”があります。

これを使って圧縮された音の強弱を復活させます。

もし、Cubaseをお使いなら”EnvelopeShaper”、Logicをお使いなら”Enveloper”がこのトランジェント系エフェクトなので、それをお使いください。

ということで、下にトランジェントデザイナーを使ったものを用意しました。聞きくらべてみてください。

・トランジェントデザイナーまで使ったもの

音の強弱が出たのが分かりましたでしょうか。これを使うことで圧縮された状態でも、カンタンに音の強弱をつけることができます。

そうすることで音圧を出しつつ「のっぺりとした音」を解消することができるわけです。

また、ProToolsのようにトランジェント系エフェクトが無い場合は、コンプレッサーのアタックタイムを遅めにして使うことで同じようなことができます。

奥行き

さらにこの音の強弱を利用して奥行きを調節することができます。

例えば、パッドや後ろで少し聞こえる程度のストリングスならあえて音の強弱をつけないことで、奥にすることができます。

また、ボーカルや目立たせたい楽器なら強めに音の強弱をつけることで前に出すことができます。

奥行きのつけ方は下の記事もあわせてどうぞ。

関連記事 【DTM】左右はパンニング、では奥行きはどうするの?


ということで、今回はここまでです。

「マスタリングで音圧を上げるとミックスがくずれてしまうときは、ミックスで全ての音をあらかじめ圧縮させておく!」です。忘れないでくださいね^^

さいごに

今回の内容を試すと気づくことがあります。あら不思議、あなたの曲の音圧が以前よりも上がるようになっているではありませんか。

この記事のタイトルにもある通り、このやり方は音圧を上げるミキシングテクニックだったりするんです。

音圧をもっと上げたい方は、下の記事もあわせてどうぞ。

関連記事 【DTM】てっとり早く音圧を上げるやり方

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