DAWソフトの”0dB”のお話

DAWソフトの”0dB”のお話

こんにちは。かぜをひいた管理人です。

下の画像は”Audio”というオーディオトラックをセンドから”effect”というAuxトラック(FXチャンネル)に送っています。センド&リターンというつなぎ方です。

ここで「”Audio”トラックから”effect”トラックに送る音量を”0dB”にしてください。」と言われたらあなたなら下のフェーダーをどうしますか?

これは”0dB”にフェーダーをあわせるのが正解です。

じつは前回の記事で上と同じような文章を書いたんです。そのときに「もしかしたらこの文章を読んで、フェーダーを”-∞dB”にしちゃう人がいるかも」と思ったので、今日はこの”0dB”ついて説明します。


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DAWソフトの”0dB”

DAWソフトのメーターについているこの”dB”という単位。これは音量や電波に使われる単位で、”デシベル”と読みます。

“dB”という単位は”g(グラム)”や”m(メートル)”とは違い、「この音量が〜dBなんだ!」と決まっているわけではありません。「こっちの音量とくらべて、あっちの音量の方が〜dB大きい」というように、何かと何かをくらべるときに使われるものなのです。

つまり、基準にしたものよりどのくらい多い・少ないかを表したのが”dB”です。

ではフェーダーは何を基準にしているかというと、”入ってくる音量”です。今回の場合だとフェーダーに入ってくる”Audioトラック”の音量が基準になります。

そして、0dBということは多くもなく少ないもない状態なので、”元の音量と同じ”ということです。

つまり、さっきの文章は「effectトラックにAudioトラックと”同じ音量”を送ってください。」ということなんです。

まぎらわしいのですが、”0dB”は無音ではないので気をつけてください。

0dBFS

DAWソフトにまつわる”0dB”の話をもう1つ。下の文章を聞いた(読んだ)ことがあると思います。

「マスタートラックの”0dB”を超えてはいけない。超えると音が割れる」

“マスタートラックの0dB”とはマスタートラックのメーターの”0dB”のことです。では、メーターの”0dB”は何をさしているのでしょう?

コレは”DAWソフトで出せる最大の音量”のことなんです。

CDなどのデジタルなものに記録できる音量には限りがあります。それはデジタル機器でも一緒で、そこを超えた音は表現できません。そして、その最大値をあらわしたのが”0dBFS(フルスケール)”です。DAWソフトはその”0dBFS”を”最大音量”としています。

つまり、メーターの0dBはデジタル機器での最大音量である”0dBFS”をあらわしています。

では、なぜそこを超えると音が割れるのでしょう?

音が割れる仕組み

さきほど”デジタル機器は0dBFSを超えた音は表現できない”と書きました。では、表現できない音量の音はどうなるかというと、、

実はコレ、勝手にカットされちゃいます。それによって”音が割れる”ということが起きます。

下の画像はそのカットされた波形です。マークしたところがカットされたところです。

Wave

上の画像のように、0dBFSを超えた部分の波形はDAW側で自動的にカットされます。すると、その部分が割れた音として聞こえます。たぶん本当なら下の画像のように波の波形になっていたんでしょう。

メーターの”0dB”の話からかなりずれてしまいました^^;

メーターの話に戻りますが、マスタートラックに限らず各トラックのメーターの0dBは”0dBFS”を基準にしています。なので、メーターを見ればそのトラックの音量が”0dBFS(最大音量)”とくらべてどのくらい小さい・大きいかが分かるようになっています。

メーターとフェーダーの”0dB”は違うものをさしているので注意してくださいね。

“0dB”のお話はこれでおしまいです。急に涼しくなってきたので、かぜなどひかないよう気をつけてください^^;

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