【DTM】ステキな曲に仕上がるミキシングテクニック〜ドラム編〜

【DTM】ステキな曲に仕上がるミキシングテクニック〜ドラム編〜

ステキな曲に仕上がるミキシングテクニックということで、今回は「ドラム」です。

ドラムといっても生ドラムとソフトウェア音源を使った打ち込みがありますが、ここでやるのは打ち込みドラムのミックスです。

さっそくやり方をご紹介します。


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ミックスを始める前に

ドラムの各楽器は下の画像のように、別々のトラックに分けておきます。

こうすることでミックスがやりやすくなります。

配置

次に各楽器の配置を決めます。

配置にも色んなパターンがあるのでいくつかご紹介します。(ちなみに、それぞれの言い方は僕が勝手にそう名づけただけなので^^;)

・オーソドックスパターン

バスドラム、スネアドラムを真ん中に置いてハイハットを右、シンバルを全体に散らす置き方です。下の楽曲がこのパターンです。

Avril Lavigne – Sk8er Boi

・アッチコッチパターン

バスドラムを真ん中に置いてあとは色んなところに置くパターン。下の楽曲がこのパターンです。

東京事変 – キラーチューン

他にもレトロパターンなどあるんですが、機会があればまたご紹介します。

ここは曲の楽器構成も考えて決めるといいですね^^ 次は各楽器のエフェクト処理です。

太鼓系

太鼓系とはバスドラム、スネアドラム、タムです。「皮もの」なんて言ったりもします。

バスドラム

コンプレッサー

まずはコンプをかけていきます。

1回で無理にやらず、2回に分けて無理なくコンプをかけていきます。こうすることで音量が波打つようなこともなくなります。

コンプの詳しい使い方は下の記事をどうぞ。

関連 【DTM】コンプレッサーを使ってみたけど、、使い方がわからない!!

1回目のコンプは軽めにかけます。打ち込みとはいえベロシティの差はあるので、それを軽くそろえていきます。設定は下の画像のようにアタックタイム速め、リリースタイム少し長め、レシオ5:1ぐらいでゲインリダクションが-5dBぐらいになるようにします。

次にもう1度コンプをかけます。ここではアタックの音(音の立ち上がり部分)を強調させつつ、さらにつぶしていきます。

設定は下の画像のようにアタックタイム遅め、リリースタイム長め、レシオ5:1ぐらいでゲインリダクションが-5dBぐらいになるようにします。

EQ

次にEQです。使い方は下の記事をどうぞ。

関連 【DTM】DAWでのEQ(イコライザー)の使い方とコツ

EQポイントを書きますので、お使いの音源にあわせてお好みで選んでください^^

  • 60Hz辺りを上げると迫力のある音になります。
  • 250Hz辺りを上げるとふくらみのある音になります。逆にカットするとスッキリとした音になります。
  • 3kHz辺りを上げると張りのある音になります。もしキックが周りとなじまないときは、ここをカットすると周りに溶けこみます。
  • 5kHz辺りを上げると貼りつくような音になります。

バスドラムの場合ベースとのかねあいを考えながらやっていくといいです。詳しくは下の記事をどうぞ。

関連 【DTM】音圧を上げるためのミキシングテクニック〜ベースとバスドラムの住み分け編〜

スネアドラム

スネアドラムもバスドラムと同じようにコンプをかけます。もっとアタック感を出したいときは「トランジェント」を使えばカンタンにできます。

トランジェントについて詳しくは下の記事をどうぞ。

関連 【DTM】ミキシングが凄くラクになるエフェクト〜トランジェント〜

Cubaseをお使いなら”EnvelopeShaper”、Logicをお使いなら”Enveloper”がこのトランジェントです。

EQ

EQポイントを書きますので、お使いの音源にあわせてお好みで選んでください^^

  • 90Hz以下はばっさりカットします。
  • 250Hz辺りを上げると太めの音になります。
  • 3kHz辺りを上げると張りのある音になります。

スネアドラムはボーカルとかぶりやすいので、そこを気をつけながらやっていくといいです。

タム

タムもバスドラムと同じようにコンプをかけます。ただ、タムは「ボウン」という余韻(よいん)が強いので、コンプのリリースを少し長めにします。

またはトランジェントを使って余韻を抑えるのもありです。

EQ

  • 90Hz以下はばっさりカットします。
  • もわもわするときは250Hz辺りをカットします。
  • 2kHz辺りを上げるとアタック感がでます。

金物系

金物系とはハイハット、シンバルのことです。

ハイハット

コンプレッサー

ハイハットは刻みとオープンで音量差があるので、コンプレッサーはバスドラムと同じように2回に分けてかけます。

2回とも同じ設定で、下の画像のようにアタックタイムを速め、リリースタイムをちょっと長め、レシオ4:1ぐらいでゲインリダクションが-5dBぐらいになるようにします。

EQ

次にEQです。

ハイハットはEQで音をコントロールするほうがやりやすいです。EQポイントをまとめて書きますので、お使いの音源にあわせてお好みで選んでください^^

  • ローはいらないので200Hzぐらいまでばっさりカットします。
  • もし太い音にしたいときは500Hz辺りを持ち上げます。
  • 2kHzを上げると硬いアタック音になります。
  • 4kHzを上げるとアタック音が出てきます。
  • オープンの「シャンシャン」を抑えたいときは、4〜8kHzをカットします。

シンバル

シンバルの場合はコンプをガッツリかけて、後からトランジェントでアタックをつけるといいです。こうすれば音圧を上げたときに、ミックスが崩れることがないです。

設定は下の画像のようにアタックタイム最速、リリース長め、レシオ3:1でゲインリダクションが-10dBぐらいになるようにします。

そうしたらトランジェントを使ってアタックを持ち上げます。

EQ

EQポイントをまとめて書きますので、お使いの音源にあわせてお好みで選んでください^^

  • ローはいらないので200Hzぐらいまでばっさりカットします。
  • もし太い音にしたいときは500Hz辺りを持ち上げます。
  • 3kHz辺りを上げるとアタック音が出てきます。

アンビエント

アンビエントとは部屋の音を録ったものです。端っこにマイクを立てて録音します。

打ち込みの場合はこの音を積極的に使って生っぽさを出します。(ドラム音源によっては無いものもあります。)

まずはコンプをかけます。設定はハイハットと同じです。

次にEQで400Hz辺りをあげて暖かみをだします。

「サチュレーター」を使ってより暖かみを出すのもありです。

「サチュレーター」とは自然なコンプ感と歪みをつけてくれるエフェクトです。詳しくは下の記事をどうぞ。

関連 【DTM】ステキな音に仕上がるミキシングテクニック〜太く分厚い音にする〜

Cubaseをお使いの方は「Da Tube」がこれです。

もし、アンビエントがステレオトラックなら「ステレオイメージャー」で広げるとワイドなドラムになります。

Cubaseをお使いの方は「StereoEnhancer」、Logicをお使いの方は「Direction Mixer」をお使いください。

ということで、下の音源はここまでやったものです。聞きくらべてみてください。

ドラム全体

さらにドラム全体でも調えていきます。

そのために下の画像のようにAuxトラック(FXチャンネル)を1つ用意して、各トラックのアウトプットから送ります。

各トラックの音量を調えたら、「コンプ」→「マキシマイザー」の順にかけて一体感を出します。

コンプは軽くかけます。設定は下の画像のようにアタックタイム速め、リリースタイムを少し長め、レシオ2:1ぐらいでゲインリダクションが-2dBぐらいになるようにします。

マキシマイザーはお好みでかけてください。やり過ぎるとドラムのアタック感が無くなってしまうので注意してください。

最後に曲調にあわせてリバーブをかけて完成です^^

ということで完成したものが下の音源です。聞きくらべてみてください。

パンチの効いた暖かみのあるドラムになったのではないでしょうか^^ ぜひ試してみてください。

さいごに

ここまでドラムミックスのやり方を読んでもらったんですが、実はボタン1つでカンタンに各ドラム楽器のミックスをしてくれるエフェクトがあるんです^^;

詳しくは下の記事をどうぞ。

関連 【DTM】初心者でも超カンタンにドラムミキシングが出来ちゃう!!

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